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韓国 きょうのニュース(8月14日)

記事一覧 2017.08.14 18:00

◇文大統領 北朝鮮問題の平和解決強調 

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、「最近、北の継続的な挑発により、朝鮮半島と周辺の安全保障状況が非常に厳しくなっている」とした上で、「いかなる紆余(うよ)曲折を経るとしても、北の核問題を必ず平和的に解決しなければならない。われわれと米国の立場は変わらない」と述べた。米朝間の激しい威嚇の応酬で朝鮮半島の緊張が急速に高まって以降、文大統領が北朝鮮問題でメッセージを発信したのは初めて。

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)

◇文大統領の対北朝鮮メッセージ 変化あるか

 文大統領が8月15日の光復節(日本植民地からの解放記念日)記念式の演説で北朝鮮に対しどのようなメッセージを送るかに関心が集まっている。今回のメッセージは米国と北朝鮮の軍事的緊張が最高潮に達する中で発信されるという点で、さらに重みを増している。光復節という節目であることを考慮すると、文大統領のメッセージは今後の韓国政府の対北朝鮮政策のバロメーターになるとみられる。朝鮮半島問題で主導権を握るという、文大統領の方針が一部変更されるかも注目ポイントだ。

◇韓国野党 安保政策で文在寅政権に「注文」

 韓国の野党は北朝鮮核問題を巡る文在寅政権の外交・安保政策を批判した。保守系最大野党「自由韓国党」は先週発表された米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備地(慶尚北道・星州)内の電磁波・騒音測定結果を根拠に速やかなTHAAD配備を求め、中道系「国民の党」は現政権が外交的な主導権を取れていない点を問題視した。

◇文大統領 独立有功者子孫への支援拡大表明

 文大統領は日本植民地時代、独立運動などに取り組んだ独立有功者とその遺族、旧日本軍の慰安婦被害者らを青瓦台に招いて昼食会を行い、「これまでは(独立有功者の)子ども・孫への補償金が優先順位者1人だけに支給され、ほかの子ども・孫は恩恵を受けられなかったが、これからは生活が厳しい子ども・孫のための生活支援金事業を始める」と表明。約500億ウォン(約48億円)を投入し、独立有功者の子孫への支援を拡大する方針を示した。

◇サッカーW杯最終予選 韓国代表に李東国・孫興民ら

 サッカー韓国代表の申台龍(シン・テヨン)監督が2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選第9戦のイラン戦(31日)と最終ウズベキスタン戦(9月5日)を戦うメンバー26人を発表した。申監督は38歳のベテラン、FW李東国(イ・ドングク、全北現代)を2年10カ月ぶりに代表に復帰させた。また、腕の負傷から復帰したエース孫興民(ソン・フンミン、英トットナム)と膝の故障でリハビリ中の奇誠庸(キ・ソンヨン、英スウォンジー)、欧州リーグで今シーズン開幕から活躍している黄 喜燦(ファン・ヒチャン、オーストリア・ザルツブルク)も召集した。最終予選A組の韓国は4勝3敗1分け(勝ち点13)と、すでに本選進出を決めたイラン(勝ち点20)に続いて同組2位。3位のウズベキスタン(勝ち点12)に急追されており、この2戦がW杯に9大会連続出場できるかどうかを大きく左右する。

◇「慰安婦の日」 少女像設置など各地で行事

 旧日本軍の慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)と「正義記憶財団」は5回目の「世界慰安婦の日」を迎え、ソウル都心の清渓広場に慰安婦被害者を象徴する「少女像」のミニチュア500体を展示した。「500」は韓国政府が認定した慰安婦被害者239人や未認定の被害者、北朝鮮にいるとみられる被害者を合わせた数字。ソウル・道峰区や衿川区、光州市内の五つの区など、全国各地では14~15日、少女像の除幕式が行われる。8月14日は故金学順(キム・ハクスン)さんが1991年に慰安婦の被害を初めて公の場で証言したことを記念し、慰安婦問題解決のため2012年末に開かれた「アジア連帯会議」で「世界慰安婦の日」に制定された。

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