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慰安婦合意の情報開示拒否 被害者が外交部に異議申し立て=韓国

記事一覧 2017.08.15 16:22

【ソウル聯合ニュース】韓国で旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意の交渉内容を一部公開するよう求めた慰安婦被害者の要求が退けられ、被害者らが外交部に異議を申し立てたことが15日、分かった。

ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する少女像=14日、ソウル(聯合ニュース)

ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する少女像=14日、ソウル(聯合ニュース)

 韓国の弁護士団体「民主社会のための弁護士会」によると、慰安婦被害者の金福童(キム・ボクトン)さんと吉元玉(キル・ウォンオク)さんは先月18日、外交部に対し、両国が発表した合意のうち、強制連行を認めるかどうかについて協議した文書を公開するよう求めた。

 これを受け外交部は同28日、「情報が公開された場合、国家の重大な利益を顕著に損なう恐れがある」として拒否した。また同文書に関する情報公開請求訴訟が進行中である点も拒否する理由に挙げた。

 これに対し金さんらは今月14日、外交部を相手に異議を申し立てた。

 民主社会のための弁護士会が外交部を相手取り、慰安婦合意の交渉に関する文書の一部を公開するよう求めた訴訟で、ソウル行政裁判所は1月6日、文書を公開するよう言い渡した。外交部は判決を不服とし、控訴した。

 同弁護士会側は「今回の情報公開請求は慰安婦被害者の当人が外交部に直接提起したもの」とし、「外交部が情報を公開するよう言い渡した裁判所の1審判決を受け入れず、情報公開を拒否するのは納得できない」とコメントした。

yugiri@yna.co.kr

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