Go to Contents Go to Navigation

韓国通商交渉本部長「米側のFTA改定交渉開始提案を拒否」

記事一覧 2017.08.22 20:12

【ソウル聯合ニュース】韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長(次官級)は22日、ソウルで同日開催された韓米自由貿易協定(FTA)共同委員会特別会期で、米国側がFTAの早期改定に向けた交渉開催を提案したが韓国側が同意しなかったと明らかにした。

会見を行う金本部長=22日、ソウル(聯合ニュース)

会見を行う金本部長=22日、ソウル(聯合ニュース)

 金氏は会議終了後に政府ソウル庁舎で会見し、「双方は合意に達しなかった。米国側の貿易赤字の原因やFTA改定の必要性などについて意見の隔たりがあることを確認した」と説明した。

 米国側は韓米FTA発効後、自国の貿易赤字が2倍以上に拡大したと主張しながら、協定の改定や修正が必要だと強調したという。

 一方、韓国側は韓米FTAが米国の貿易赤字の原因でないことを客観的根拠を挙げながら説明した。

 金氏は「われわれはFTAの効果についても、商品、サービス、投資などの分野を総合的に考慮すると相互の利益のバランスが取れていると強調した。双方の専門家がFTAの効果と米国の貿易赤字の原因について客観的に評価し調査するよう提案した」と述べた。

 会議で韓米FTA破棄に関する言及があったかとの質問には「破棄という言葉は出なかった」と答えた。現時点でFTA破棄に言及するのは適切ではないとした上で「万一、FTAが破棄されれば米国側にもかなりの経済的損失が生じるだろう」との見方を示した。

 次回の会議の日程については「米国側が具体的に言及しなかった」と伝えた。

 会議は同日午前に始まり、共同委員会の共同議長を務める金氏と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が約30分にわたりテレビ会議を行った。ライトハイザー氏は事情により来韓できなかった。

 両氏のテレビ会議後、国会産業通商資源中小ベンチャー委員会に出席した金氏に代わり、兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部FTA交渉官が韓国側代表として米代表団との対面会議に臨んだ。

会議終了後、報道陣に囲まれる米代表団の関係者=22日、ソウル(聯合ニュース)

会議終了後、報道陣に囲まれる米代表団の関係者=22日、ソウル(聯合ニュース)

hjc@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。