韓ロ外相が会談 北朝鮮核問題など協議
【モスクワ聯合ニュース】ロシアを訪問している韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は25日、モスクワでラブロフ外相と会談した。
両外相は約2時間にわたる会談で、9月にウラジオストクで開かれる文在寅(ムン・ジェイン)大統領とプーチン大統領の首脳会談で期待される成果や両国間の実質的な協力拡大、北朝鮮核問題について意見を交換した。
ラブロフ氏は会談の冒頭、現在の韓ロ関係の水準に満足感を示しながら、「両国関係をさらに高い、新しい水準に引き上げるため、さまざまな分野での関係発展に向けた意志を確認したい」と述べた。
また、7月にドイツで開かれた韓ロ首脳会談が非常に重要な意味を持っているとした上で、来月の首脳会談についても触れた。
文大統領は来月6~7日にウラジオストクで開催される「東方経済フォーラム」で演説し、プーチン大統領と会談も行う。
康氏は来月の首脳会談が朝鮮半島問題と関連がある国際問題だけでなく、両国間の協力にも非常に良い結果をもたらすだろうと期待を示した。
両外相は文大統領のロシア訪問が両国関係の新たな発展の準備に向けた契機になるとの意見で一致した。経済協力の基盤強化や極東開発での協力強化などを中心に充実した成果が首脳会談で導かれるよう積極的に努力することでも合意した。
また、朝鮮半島の危機的状況と北朝鮮の新たな挑発を抑制するとともに、北朝鮮が非核化の道に踏み出すよう、制裁や対話など可能な全ての手段を活用しながら韓ロ間の協力を一層強化することを確認した。
康氏は、これまでロシアが北朝鮮の核開発を認めないという原則に基づき朝鮮半島の緊張緩和と非核化に向けさまざまな努力を傾けてきたことを評価した。北朝鮮が挑発をやめ、国連安全保障理事会決議による非核化の義務を順守するよう、ロシア側に対し建設的な役割を果たすことを求めた。
ラブロフ氏は、ロシアが北朝鮮の核開発に反対しており、朝鮮半島の非核化という国際社会の共通の目標に向け安保理決議を忠実に履行する方針だと述べた。
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