韓国・北陸経済交流会議 安東で開催=地方間協力を模索
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2017.08.28 15:15
【安東聯合ニュース】韓国と日本の北陸地方の協力拡大を目指す第18回韓国・北陸(日本)経済交流会議が28日、韓国南東部の慶尚北道安東市で開かれた。
同会議は日本の北陸地方と韓国間の貿易・投資・産業技術分野の経済交流拡大を目的に、2000年から毎年両国で交互に開かれている。
富山・石川・福井の北陸3県には繊維や発酵食品などのバイオテクノロジー関連産業や、産業・建設機械、電気電子部品の製造など機械関連の産業が集中している。
韓国産業通商資源部によると、今回の会議には同部の姜明秀(カン・ミョンス)通商協力局長のほか慶州北道、大邱市、江原道など地方自治体の職員、慶北大の関係者、企業関係者など韓国から計約70人が出席した。
日本側は経済産業省の中部経済産業局長と富山・石川・福井県の自治体関係者、北陸環日本海経済交流促進協議会(AJEC)など、経済団体や企業の関係者計約50人が参加した。
出席者は「共通課題解決のための韓日地方間協力」をテーマに発表を行った後、協力策について討論した。
また、地方自治体分科会、イノベーション分科会、企業分科会に分かれて両国の自治体政策や協力案件の紹介、地域経済の活性化を図るための意見交換、商談会などを行った。
出席者は本会議開催前の27日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産の安東河回マウルを訪れたほか、29日には慶尚北道庁と日本の繊維・化学メーカー、東レの韓国子会社で、炭素繊維などを生産する東レ先端素材の亀尾工場を見学する。
ynhrm@yna.co.kr