Go to Contents Go to Navigation

北ミサイル「射程半分に抑え発射」 核実験の可能性も=韓国国防部

記事一覧 2017.08.31 11:15

【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は31日、北朝鮮が29日に発射した「火星12」について、「中距離弾道ミサイル(IRBM)を通常角度で、約2分の1の射程距離で発射実験した」と分析した。国会国防委員会への報告資料で明らかにした。

韓国国防部(資料写真)=(聯合ニュース)

韓国国防部(資料写真)=(聯合ニュース)

 また、今回の弾道ミサイルは「日本本土を越え、東側に約2700キロ飛行した」と説明した。火星12の射程は4500~5000キロと推定される。

 北朝鮮は今年、13回にわたり弾道ミサイルや短距離飛翔(ひしょう)体を計18発発射し、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後の弾道ミサイル発射は7回になるとした。金正恩(キム・ジョンウン)時代に入ってからは弾道ミサイルや飛翔体を計59発発射したという。

 国防部は「弾道ミサイルの追加発射や6回目の核実験など、戦略的な挑発の可能性がある」として、挑発には「核弾頭と投発手段の能力向上を誇示する狙い」があると説明した。

 北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場ではいつでも核実験が可能な状態を維持しているという。

 一方、韓国政府は21日から実施した定例の韓米合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)で、北朝鮮の核・ミサイルと関連した「オーダーメード型抑止戦略班(TDS―Cell)」も運営した。今回の演習が北朝鮮の核・ミサイル攻撃への対応訓練に重点を置いていたことを示唆する。演習は31日に終了した。

videos 北朝鮮 弾道ミサイル「火星12」の発射映像公開(8月31日)
北朝鮮 弾道ミサイル「火星12」の発射映像公開(8月31日)

≪朝鮮中央テレビが報道≫  北朝鮮の朝鮮中央テレビは30日、前日発射した中距離弾道ミサイル「火星12」の映像を公開した。  朝鮮中央テレビは、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がミサイル発射計画、設定された飛行軌道、目標水域などを具体的に理解し、発射を命じたと報じた。  また、ミサイルが北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、北太平洋上の目標水域に命中したと伝えた。 (2017年8月31日、聯合ニュース) (END)

北朝鮮がミサイル発射
北朝鮮がミサイル発射

ソウル駅で北朝鮮によるミサイル発射のニュースを見つめる市民。北朝鮮は29日朝、平壌市の順安付近から太平洋海上に向けて中距離弾道ミサイル以上の飛行距離を持つと推定される弾道ミサイルを発射した=29日、ソウル(聯合ニュース)
(END)

ミサイル発射に正恩氏立ち合い
ミサイル発射に正恩氏立ち合い

北朝鮮の朝鮮中央放送は30日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、中距離戦略弾道ミサイル「火星12」の発射訓練が行われたと報じた。ミサイルの発射を見つめる金正恩氏(朝鮮中央通信ホームページより)=30日、ソウル(聯合ニュース)
(END)

北朝鮮「火星12発射訓練」
北朝鮮「火星12発射訓練」

北朝鮮の朝鮮中央放送は30日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、中距離戦略弾道ミサイル「火星12」の発射訓練が行われたと報じた。ミサイルの場面発射(朝鮮中央通信ホームページより)=30日、ソウル(聯合ニュース)
(END)

ミサイル発射を見守る正恩氏
ミサイル発射を見守る正恩氏

北朝鮮の朝鮮中央放送は30日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、中距離戦略弾道ミサイル「火星12」の発射訓練が行われたと報じた。同通信のホームページには発射訓練の写真が掲載された=30日、ソウル(朝鮮中央放送=聯合ニュース)
(END)

kimchiboxs@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。