ソウルに孫基禎氏たたえる詩碑 植民地時代の五輪金メダリスト
記事一覧
2017.08.31 20:28
【ソウル聯合ニュース】故・孫基禎(ソン・ギジョン)氏が1936年のベルリン五輪のマラソンで金メダルを獲得してから81年を迎えたことを記念して設置された詩碑の除幕式が31日、ソウル市中区の孫基禎公園で行われた。
最大野党「自由韓国党」の国会議員で孫基禎記念財団の理事長を務める金聖泰(キム・ソンテ)氏が詩碑を覆う布を取り払うと、「おお、朝鮮の男児よ!」と刻まれた石碑が現れた。
1936年に孫氏の五輪優勝の便りを聞いた小説家、故・沈薫(シム・フン)氏の詩で、沈氏最後の作品でもある。
孫基禎記念財団側は「沈薫先生の遺族が詩碑の制作と寄贈を提案してくださり、このような貴重な行事を執り行うことになった」と説明した。
孫氏は日本が朝鮮半島を植民地支配していた当時に開催されたベルリン五輪に日本代表として出場し、金メダリストになった。
またこの日、孫基禎記念財団は同公園内の記念館で展示会「ビハインドストーリー:朝鮮のスポーツそして人々」を始めた。同展は12月31日まで無料で観覧することができる。
yugiri@yna.co.kr