文大統領が6~7日にロシア訪問 プーチン・安倍氏と会談へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6日から2日間、「東方経済フォーラム」出席のためロシア・ウラジオストクを訪れ、プーチン大統領と会談する。また、安倍晋三首相やモンゴルのバトトルガ大統領との会談も行う。韓国青瓦台(大統領府)国家安保室の南官杓(ナム・グァンピョ)第2次長が4日の会見で発表した。
南氏は6日に行われる文大統領とプーチン大統領の首脳会談について、「一番重要な部分は両国首脳の結びつきと信頼を深め、意思疎通の基盤を作ること」とし、「北の核実験のため首脳会談の相当部分は北の核実験に対する対応状況と関連した情報交換と、今後の対応策について協議することになると予想する」と述べた。
韓国とロシアは2009年から両国首脳の定例訪問が行われていたが、ウクライナ情勢の変化により、13年11月にプーチン大統領が韓国を訪問して以降、両国首脳の相互訪問は中断している。
南氏は「これまで南北とロシアの協力を模索していきたが、北の国内状況のためにほとんど進展がなかった」とし、「東方経済フォーラムは韓国とロシアの協力を強化し、今後北が正しい選択をして経済協力をする際に負担ない条件を作る機会になる可能性がある」と説明した。
7日に予定された安倍首相との首脳会談については、「できるだけ未来指向の実質的な協力について話すことに重点を置く予定だったが、北の核実験により、両国首脳が北核問題に関連した協力案について深い協議を行うとみられる」と述べた。
モンゴルのバトトルガ大統領との会談については、「モンゴルは相当多くの資源を有する国」とし、「資源分野の協力などについて深みのある議論があるとみられる」との見方を示した。
東方経済フォーラムには約50カ国・地域から4000人以上が参加し、26カ国・地域が政府代表を派遣する。文大統領は7日に開かれる全体セッションで演説し、北東アジアを含むユーラシア地域の国々との経済協力に向けた政府の「新北方政策」を説明する予定だ。ロシアとの戦略的協力に関するビジョンも提示するという。
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