韓国大統領 極東開発の重要性を強調=「新北方政策」を提示
記事一覧
2017.09.07 15:08
【ウラジオストク聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、ロシア極東ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムの基調演説で、「北東アジアの国が協力し、極東開発を成功させることは北核問題を解決するもう一つの根源的な解決策になると思う。核なしでも平和的に繁栄できる道であることを分かるようになる」と述べ、北東アジアを含むユーラシア地域の国々との経済協力に向けた韓国の「新北方政策」を提示した。
また、極東地域開発を目標とするプーチン大統領の新東方政策ともつながっているとし、新北方政策と新東方政策の接点が極東だと説明。ロシアが推進する極東開発の最適なパートナーは韓国で、韓国が推進する新北方政策もロシアとの協力を前提としていると話した。
文大統領はロシアの極東開発に積極的に参加することを表明した上で、ガス、鉄道、港湾、電力、北極海航路、造船、雇用、農業、水産の九つの分野で協力していきたいと提案した。特に、エネルギー開発協力に参加することを望むとし、韓国の鉄道とシベリア横断鉄道(TSR)をつなぐことはユーラシア大陸と海洋を結ぶ通路になると強調した。
一方、文大統領は来年2月に韓国で開かれる平昌冬季五輪に、プーチン大統領の出席を要請した。
csi@yna.co.kr