THAAD追加配備 「ミサイル防衛能力を補完」=韓国国防相
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2017.09.07 18:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は7日、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」発射台4基を追加配備したことについて、制約がある韓米合同ミサイル防衛の能力を補完するために避けられなかったと述べた。
韓米両国は4月26日にTHAADの発射台2基を韓国南部の星州に配備し、この日4基を追加した。THAAD配備については中国が強く反対している。
宋長官は会見で「このような(THAAD配備)措置は高度化する北の核とミサイルの脅威から国民の生命と安全を守るための防衛措置の一環としてやむを得ず決定し、推進した」と強調。「高度化する北の核とミサイルの脅威に備え、現在の制約のある韓米合同ミサイル防衛能力を補完できる対策を講じることが不可避だったためTHAADシステムの残りの発射台を配備することになった」と説明した。
また「北は現在われわれに直接的な脅威を与えることができる大量の中・短距離ミサイルを保有している」とし、「9月3日には高威力の核実験を強行するなど、国民の安全を脅かしている」と危機感をあらわにした。
その上で「国防部は今後強力な国防改革を通して、北のどのような挑発と威嚇に対しても国民の皆さんの安全を守ることができる強力な独自の防衛力を備えられるよう、最善の努力を尽くす」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr