北朝鮮の平昌五輪参加に期待 「スポーツはスポーツ」=組織委トップ
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2017.09.08 15:29
【ソウル聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長は8日、ソウル市内で行った記者会見で、「スポーツはスポーツだ。スポーツと政治を混同してはならない」と述べ、北朝鮮の大会参加に期待を示した。
李氏は「1988年のソウル五輪と2002年のサッカー韓日ワールドカップ(W杯)の際も周辺情勢は厳しかったが、滞りなく開催された」として、「北は(平昌五輪に)参加すると思う。いろいろなシグナルが出ている」と説明。「北の参加が国際オリンピック委員会(IOC)としての立場であり、(韓国)政府の立場」と強調した。
また、「北はまだパラリンピックに参加したことはない」としながらも、「公開はできないが、(参加に向けた)小さなシグナルがある」と明らかにし、北朝鮮がパラリンピックに参加する可能性についても前向きな見通しを示した。
一方、今年初めに開催されたテスト大会期間中、天候の問題が指摘されたことに関して、「パラリンピックは3月に開かれるが、3月中旬になると(平昌の気温が)零度以上になる」とした上で、「テスト大会中に一部の競技場で雪が溶ける現象が起きたが、この問題にしっかり備えている」と述べた。
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