文大統領が18~22日訪米 国連総会で演説=主要国首脳と会談
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が18~22日に米ニューヨークを訪問し、国連総会で演説を行うほか、グテレス国連事務総長をはじめ主要国首脳らと会談を行う。青瓦台(大統領府)国家安保室の南官杓(ナム・グァンピョ)第2次長が14日の会見で発表した。
1991年に韓国が国連に加盟して以来、大統領が就任した年に国連総会に出席するのは今回が初めてという。
文大統領は18日にニューヨークに到着した直後、グレレス事務総長と会談。その後、同地域で暮らす韓国系住民との懇談会に出席する予定だ。
19日には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談するほか、3カ国の首脳と会談を行う。午後には国際協力・紛争解決分野の研究を行う米シンクタンク、アトランティック・カウンシルが主催する「2017年グローバル市民賞」の受賞者として同賞の授賞式に出席する予定だ。
同賞はアトランティック・カウンシルが2010年からグローバル市民意識の具現や民主主義の発展などに寄与した人物に授与している賞で、ケリー前米国務長官や日本の安倍晋三首相なども受賞している。
20日はニューヨークの金融・経済界の関係者との昼食会に出席するほか、米有力シンクタンク、外交問題評議会(CFR)などの代表団と面談する予定だ。またメトロポリタン美術館で開かれる平昌冬季五輪の広報イベントにも出席する予定だ。
最終日の21日には国連総会で対外政策や北朝鮮核問題など主な懸案をテーマに演説する。
南氏は「主要国首脳との会談は米国、イタリアなどを含め5~6カ国と推進中」とし、「北核問題における協力強化の必要性、両国間の実質的な協力、平昌冬季五輪の広報効果を考慮し、希望する国の中から選定した」と説明した。
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