堤川韓方バイオ産業エキスポの開幕間近 学術会議相次ぎ開催
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2017.09.18 12:30
【堤川聯合ニュース】天然物産業の中心地である韓国中部の忠清北道・堤川で、未来天然物・韓方(韓国の伝統医学)バイオ産業の発展戦略を議論する学術会議が相次いで開催される。
「2017堤川国際韓方バイオ産業エキスポ」の組織委員会によると、22日から19日間開かれるエキスポ期間中、堤川で計8つ(国際会議3、国内会議5)の大規模な学術会議が開かれる。
天然物と韓方バイオ産業に対する関心の高さを示すように、国内外から1900人近くの専門家が参加する。
25日に清風リゾートで開催される「2017韓方バイオプラス堤川」では、韓国生命工学研究院の張奎泰(チャン・ギュテ)院長が基調講演を行い、名古屋議定書発効以降の対応戦略について集中的に議論する。
韓国では先月17日に発効した名古屋議定書は、動植物や微生物といった遺伝資源を利用して開発した薬や化粧品などの利益を提供国に適切に分配するルールを定めたもので、生物資源を輸入して利用する韓国企業には相当な負担になる。原料の約70%を輸入に依存する韓国の化粧品企業は、ロイヤルティーの支払いや原料確保で困難に直面している。
28日には天然物産業化戦略の模索のため、世明大で「天然物未来戦略国際シンポジウム」が開かれ、富山大の森田洋行教授らが講演する。
忠清北道と堤川市は、学術会議を足掛かりに堤川を国際的なバイオ都市に発展させる計画だ。
「2017堤川国際韓方バイオ産業エキスポ」は堤川市韓方エキスポ公園一帯で22日から10月10日までの19日間、「韓方の再創造、韓方バイオ産業で進化する」をテーマに開催される。
ynhrm@yna.co.kr