「火星12」の戦力化成功を宣言 正恩氏が発射を現地指導
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2017.09.16 08:56
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、前日の弾道ミサイル発射について、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練を現地指導したと報じ、関連内容を伝えた。
金委員長は現地指導で、「火星12」の性能と正確性を詳しく検証した上で「戦力化が実現した」と述べたという。
朝鮮中央通信は、同ミサイルが予定された通りに北海道上空を通過し、太平洋上に設定された目標水域に正確に着弾したと伝えた。
また金委員長は「われわれの最終目標は米国との実質的な力の均衡を達成することで、米国の執権者の口からわが国に対する軍事的な選択だ何だのというざれ言が出ないようにすることだ」と述べ、相次ぐ核実験とミサイル発射が米国をターゲットにしている点を改めて示した。
北朝鮮は15日午前、平壌の順安付近から弾道ミサイルを発射。ミサイルは北海道上空を通過、発射地点から約3700キロ飛行し太平洋上に落下した。北朝鮮のミサイル発射は、8月29日に順安付近から「火星12」を発射して以来、17日ぶりだった。この時は約2700キロ飛行した。
sarangni@yna.co.kr