釜山日本総領事館前に徴用労働者像を 韓国団体が運動開始
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2017.09.18 14:47
【釜山聯合ニュース】韓国労働組合の二大中央組織の一つ、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の釜山地域本部は18日、釜山の日本総領事館前で記者会見を開き、日本による植民地時代に強制徴用された労働者に対する日本政府の公式謝罪と賠償を求めるとともに、労働者を象徴する像を総領事館前に設置するための運動を始めた。
民主労総は「70年以上あまり知られていなかった強制徴用問題を今からでも伝え、歴史を正すという側面から日本政府の公式謝罪と賠償を受けたい」と表明。9歳だった1939年に父親と共に端島炭坑(軍艦島、長崎市)に強制徴用されたク・ヨンチョルさんは「大勢の強制徴用者が大豆油を搾り取った後に残ったかすを食べながら毎日長時間、炭鉱で悲惨に働き、暴行を受けた」と振り返った。
民主労総は労働者像設置のための特別委員会を構成し、募金と署名運動を展開する方針だ。
18日から100日間、総領事館前に建てられている旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」のそばに労働者像のレプリカを設置して「1人デモ」を行い、少女像が設置されてから1年となる12月28日に労働者像設立宣言大会を、来年のメーデー(5月1日)に像の除幕式を行う計画だ。
民主労総は少女像そばへの労働者像設置を強行する方針を示しており、管轄自治体との対立が予想される。
民主労総は昨年8月、植民地時代に約3000人が強制徴用された京都市の旧丹波マンガン鉱山付近に労働者像を建て、今年8月にはソウル市の竜山駅と仁川市の富平公園にそれぞれ労働者像を設置した。
kimchiboxs@yna.co.kr