【ソウル聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪の開幕を約5カ月後に控え、韓国外交部は文化外交の力を総動員して五輪を積極的に広報する一方、韓国文化を世界に広める機会として五輪を活用する方針だ。
外交部はソフトパワーを活用した共感型の文化外交、国民の発信力を積極的に活用する公共外交(広報文化外交)政策に焦点を合わせている。
そのため3月には同部の朴銀夏(パク・ウンハ)公共外交大使を長とする平昌冬季五輪・パラリンピック支援のための特別チームを構成し、関連活動を行ってきた。同チームは先ごろ支援団に格上げした上で再編され、同部の趙顕(チョ・ヒョン)第2次官が団長を務めている。
7月には大会を成功させるため平昌冬季五輪組織委員会と業務協約を締結した。
外交部は世界182カ所にある在外公館の各種事業を通じ、五輪と韓国文化を広報している。
また五輪を機に海外からゲストを招く行事も行っている。6月には海外メディアの専門家21人をはじめとする「次世代アジア文化リーダーキャンプ」の参加者が平昌の主な競技施設や周辺地域の代表的な名所を見学した。
外交部はこのような事業が参加者に韓国に対する友好的なイメージを持たせ、韓国文化に対する理解度を高め、今後、それぞれの国との関係を発展させていく上で肯定的な役割を果たすと期待している。
外交部関係者は「五輪やスポーツは全世界のどこの国でも心を開いて交流するのに良い事案」とし、「平昌五輪を広報する過程で韓国の魅力をさらに自然に伝えることができると考える」と話した。
朴公共外交大使は「平昌冬季五輪が世界に感動を与え韓国の魅力を広める共感五輪になるよう、広報文化外交のレベルでさらに努力を傾ける」と話した。
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