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[2018平昌]北朝鮮のウインタースポーツ競技力・インフラ水準は

記事一覧 2017.09.25 14:52

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が国内で来年開催される平昌冬季五輪への北朝鮮の参加を呼び掛けている中、北朝鮮のウインタースポーツの競技力やインフラ整備水準にも関心が集まっている。

2010年のバンクーバー冬季五輪開会式で入場する北朝鮮選手団(資料写真)=(聯合ニュース)

2010年のバンクーバー冬季五輪開会式で入場する北朝鮮選手団(資料写真)=(聯合ニュース)

 北朝鮮が初めて冬季五輪に出場したのは1964年のオーストリア・インスブルック大会で、選手17人と役員の計39人を派遣した。このころ、韓国よりもウインタースポーツが発展していた北朝鮮は、スピードスケート女子3000メートルで銀メダルを手にした。

 北朝鮮は72年の日本・札幌、84年のユーゴスラビア・サラエボ、88年のカナダ・カルガリー大会にも出場したが、メダル獲得はならなかった。だが、92年のフランス・アルベールビル大会ではショートトラック女子500メートルで銅メダルを獲得。これは北朝鮮が冬季五輪で得た最後のメダルとなっている。一方、韓国は同大会で冬季五輪初のメダルを手にした。

 北朝鮮は98年の日本・長野大会、2006年のイタリア・トリノ大会、10年のカナダ・バンクーバー大会にも少数の選手を出場させたが、いずれもメダルなしに終わった。02年の米ソルトレークシティー大会は政治的な理由で米国との関係が冷え込んだため参加せず、14年のロシア・ソチ大会は出場権を得られなかった。

 北朝鮮はスキー場やスケートリンクなどのウインタースポーツ施設を持つが、2014年に開業した馬息嶺スキー場を除き、1990年代またはそれ以前に集中的な投資が行われた。

 韓国・京畿大の金東善(キム・ドンソン)教授(スポーツ経営学)は、北朝鮮は90年代を境にウインタースポーツの競技力が目に見えて低下し、関連設備への投資も縮小したとし、「ウインタースポーツは高額な装備が必要になるが、経済が困窮した北にとっては装備や施設の支援が非常に難しい」と説明した。

 だが、東部・江原道に14年1月にオープンした馬息嶺スキー場は、冬季五輪で韓国より28年も早くメダルを獲得した北朝鮮のウインタースポーツへの関心が決して低くないことを示している。同スキー場は、初心者から選手まで全てのスキーヤーが楽しめる10コースとゴンドラ、最高級ホテル、利便施設、用具の販売・レンタル所などを備えている。

2016年12月に行われた馬息嶺スキー場での大会(資料写真)=(聯合ニュース)

2016年12月に行われた馬息嶺スキー場での大会(資料写真)=(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr

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