中朝高官の対話ルート「不通」 説得効果に疑問=北京外交筋
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2017.09.25 15:18
【北京聯合ニュース】北朝鮮の相次ぐミサイル発射や核実験の実施などにより、中国と北朝鮮の高官による対話ルートが事実上不通になっていることが25日、北京の外交消息筋の話で明らかになった。
同消息筋は最近の中朝関係について「意思疎通が円滑でないのは事実のようだ。現在、両国高官による意味のある交流が途絶えて久しく、再開するという話もないようだ」と伝えた。
中朝間で有意義な接触があったのは、2013年6月に北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官と中国外務省が戦略対話を行ったのが最後という。
同消息筋は、フィリピンの首都マニラで今年8月に開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)では中国の王毅外相と北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が短時間の会談を行っただけで、先ごろの国連総会では両国の会合自体が行われなかったと指摘した。
また「中国側は可能な方法を全て用い、北朝鮮を説得していると言っている」と述べた上で「しかし中国が努力したかどうかはともかく、効果は限定的だ」と指摘した。
その理由として同消息筋は「中国は北京の北朝鮮大使館に話しており、平壌には直接働きかけていないようだ」とし、海外に駐在している北朝鮮の大使が本国に戻っても立場が弱いため意思疎通は難しいとみられると説明した。
yugiri@yna.co.kr