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韓国野党代表が慰安婦被害者を訪問 国会での「合意」検証に意欲

記事一覧 2017.10.02 15:46

【ソウル聯合ニュース】韓国の第2野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表は2日、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送るソウル近郊の福祉施設「ナヌムの家」を訪問し、国会の国政監査(10月12~31日)で慰安婦合意を主要議題として取り扱うことに意欲を示した。

亡くなった慰安婦被害者の墓参りをする安代表=2日、広州(聯合ニュース)

亡くなった慰安婦被害者の墓参りをする安代表=2日、広州(聯合ニュース)

 安代表は「私は(慰安婦)合意自体を原点から再検討しなければならないと繰り返し主張し、現政権も同じ話をした」とし、「今の通常国会会期中、国政監査で必ず扱い、それを強く要求する」と述べた。

 また「現在安保や北の核問題のために難航しているというが、核問題は今日明日に終わる問題ではなく、非常に長くかかる」とし、「それであれば(慰安婦問題も)同時に進めるのが正しい」と主張した。

 これは先月7日にロシアで会談した文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相が、慰安婦問題などの歴史問題を前面に出すよりも安定的に管理しようとの趣旨で一致したことに対する発言と解釈される。

 会談の後、両首脳はメディア向けの発表文で「両国が過去の歴史問題を安定的に管理し、未来志向で実質的な交流と協力を強化していくことに決めた」としていた。

 安代表はこれに対し「(日本との合意に)裏取引があるなら、政府が正直に明らかにして全ての過程を透明に進めるべきだ」とし、「今からでも約束をしっかり守るよう私たちが努力する」と強調した。

 報道陣に対しても「2015年の慰安婦合意は多くの問題があった」とし、「何よりも当事者との意思疎通なしに進められ、裏取引の疑惑があるのにこうした部分について明らかにしていない点が問題だ」と指摘した。

慰安婦被害者と対話する安代表(手前右)=2日、広州(聯合ニュース)

慰安婦被害者と対話する安代表(手前右)=2日、広州(聯合ニュース)

 その上で「ここにいる当事者の方々と意思疎通し、日本との合意を再度経ることが正しいと考える」と説明した。

 この日安代表は、慰安婦被害者の李玉善(イ・オクソン)さんらと面会した後、体が不自由で寝たきりの被害者のもとを訪れて秋夕(中秋節、今年は10月4日)のあいさつをした。

 李さんは「過ちを正直に話せば、私たちも寛大に処理する」とし、「歴史にそれ(慰安婦被害の事実)が表れているため、この問題は必ず解決されなければならない」と強調した。

ynhrm@yna.co.kr

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