元IOC副委員長の金雲龍氏が死去 テコンドー五輪採用などに貢献
記事一覧
2017.10.03 11:17
【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)副委員長を1992年から2004年まで務め、韓国スポーツ界の巨星と呼ばれる金雲龍(キム・ウンヨン)氏が3日未明、老衰のため亡くなった。86歳だった。
前日に体調を崩し、ソウル市内の病院に搬送されていた。遺族によると、3日午前2時20分ごろ息を引き取った。
1986年にIOC委員となった金氏は大韓オリンピック委員会のトップやIOC副委員長を務めるなど、国内外でスポーツ界の要職を担った。1988年のソウル五輪の成功や2002年のサッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会の招致に貢献した。
2000年シドニー五輪からテコンドーが正式競技になったことについては、金氏が立役者と言われる。同五輪では韓国と北朝鮮が開会式で合同入場行進をしたが、合同入場の実現にも大きく寄与した。
sarangni@yna.co.kr