韓国完成車5社の9月販売 4社が前年比増
【ソウル聯合ニュース】現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社のうち、韓国GMを除いた4社の9月の世界販売台数が前月同月比で増加したことが10日、明らかになった。
現代は40万995台で前年同月比3.5%増加、起亜は25万2254台で同7.1%増加した。双竜は1万3168台で同8.4%増加した。ルノーサムスンは輸出の好調が後押しし、2万6182台で同93.1増加した。
韓国GMは4万264台で、同10.7%減少した。
国内販売は新型モデルの効果が目立った。昨年末に発売された現代の大型セダン「グレンジャー」は販売台数1万2283台を記録し、8月にストなどの影響で途切れた月間1万台販売を回復させた。7月発売された小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「コナ(KONA)」も5386台を記録し、8月に続き2カ月連続で小型SUVで販売台数1位となった。
起亜はSUV「ソレント」のマイナーチェンジモデルが販売台数1万16台となり、2002年の発売以来、月間で初めて1万台を超えた。双竜も5月に発売したSUVの「G4レクストン」や、7月に発売された「チボリ」が好調で、9月の国内販売台数が前年同月比18%以上増加した。
海外販売は米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対する中国で不振が続いている影響が残っているものの、減少幅は小さくなっている。
現代の9月の海外販売は34万1281台で、前年同月比1.3%減少した。起亜も輸出が20万4235台を記録し、同3.6%増加した。ルノーサムスンも輸出が1万8820台で、前年同月比で約4.3倍増え、月間で過去最多の輸出台数となった。
販売台数の改善が明確になり、危機脱出に対する期待が高まっているが、自動車業界は慎重な立場をみせている。
現代の関係者は「久しぶりに増加傾向に戻ったが、昨年9月の秋夕(中秋節)の連休や、ストなどにともなう生産遅延があったため、比較基準が低くかったことを無視することはできない」と説明した。
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