朴前政権のセウォル号報告書改ざん 大統領府が捜査依頼へ
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2017.10.13 10:53
【ソウル聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船セウォル号沈没事故当日に朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)が最初に事故の報告を受けた時間が後になって改ざんされたことを示す報告書のファイルが見つかった問題で、韓国青瓦台(大統領府)は13日午後にソウル中央地検に捜査を依頼する予定だ。青瓦台関係者が聯合ニュースの取材に対し明らかにした。
ファイルは11日に見つかった。任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は12日の会見で、事故に関する最初の報告時刻が実際は事故当日の午前9時半だったが約半年後に作り直された報告書で同10時に変更されていたと説明した。
青瓦台は、前政権の青瓦台国家安保室が報告時刻を修正したのは虚偽公文書作成に該当するとみている。
一方、事故当日の朴氏の行動がはっきりしない「空白の7時間」の真相究明に向け青瓦台の官邸日誌を調査すべきだとの指摘が出ていることについて、同関係者は「今回のファイルは偶然見つかった。さらに別の文書を探し発表する予定はない」と述べた。
hjc@yna.co.kr