慰安婦資料の記憶遺産登録 「正当な審査受けるよう努力」=韓国
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2017.10.27 19:34
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶(世界記憶遺産)」の登録審査を巡り、日本メディアが27日、審査を行う専門家の委員会が登録するかどうかの判断を見送ったと報じたことについて、韓国外交部当局者は同日、「現在、審査手続きが進行中だ」とした上で、「ユネスコの手続きに従い、客観的かつ正当な審査が受けられるよう、できる限りの外交的努力を続けていく」との立場を明らかにした。
また「慰安婦問題を歴史の教訓とし、未来の世代に問題の真実を伝えるための努力を続けていくというのが政府の一貫した立場だ。これは民間レベルの今回の記憶遺産への登録推進の努力とも通じるものであり、政府はこのような民間の努力を尊重し支持する」と説明した。
世界記憶遺産の登録審査を行う国際諮問委員会(IAC)は27日までフランス・パリで開かれ、韓国や中国、日本、オランダなど8カ国・地域の団体が申請した慰安婦関連資料などについて審査する。IACの勧告を踏まえ、ユネスコのボコバ事務局長が登録の是非に関する最終的な判断を行う。
yugiri@yna.co.kr