ソウルで「世界韓人経済人大会」開幕　若者の海外進出模索

【ソウル聯合ニュース】世界で活躍する韓国系の実業家らが一堂に会する「世界韓人経済人大会」が３０日、ソウル市内のホテルで開かれた。

　大会は世界韓人貿易協会（ワールドＯＫＴＡ）と韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースの共催。今回で２２回を迎える。

　７３カ国・地域にある同協会の１４９支部から約８００人が参加した。来月２日までで、韓国人の若者の海外就業や海外での起業支援などについて議論する。

　開会式には同協会関係者のほか、韓国政界や財界関係者ら約１００人が出席した。同協会の朴己出（パク・ギチュル）会長は「韓国経済の最大の課題の一つである若者の失業問題を解決するため、同胞の経済人が積極的に取り組むよう呼びかけた文在寅（ムン・ジェイン）大統領の要請を受け、若者の雇用創出と海外進出のために努力する」と強調した。

　聯合ニュースの朴魯晃（パク・ノファン）社長は「就職難に直面している若者の海外就業や中小企業の海外進出、外国人観光客の韓国訪問などのため、皆さんが持っている力とネットワークを最大限稼働することを心から願う」と述べた。

　開幕式には李洛淵（イ・ナクヨン）首相も出席し、「これまでの成果を土台に、海外進出が困難な中小企業と若者の力になってほしい」として、「国内外で大きな挑戦に直面しているが、これまでのように今の危機も克服できると確信している」とあいさつした。

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