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就活生 中小企業避ける理由は「低い給与」=韓国

記事一覧 2017.11.04 10:00

【ソウル聯合ニュース】韓国中小企業学会が行ったアンケート調査によると、就職活動中の大学生が中小企業への就職を避ける最も大きな理由は「低い給与水準」であることが、4日までに分かった。

 このほか「勤務環境が劣悪だから」「社会的に認められにくいから」「未来のビジョンがなさそうだから」といった回答が多く、劣悪な勤務環境と社会的認識の低さが中小企業への就職を避ける要因になっていることが浮き彫りになった。

 回答者が最も就職したい職場は公共機関が28.3%で1位を占め、次いで大企業(20.0%)、専門職(19.5%)、大企業のグループ会社(7.1%)の順だった。

 中小企業(2.1%)とベンチャー企業(2.4%)と答えた回答者は、自営業・起業(5.4%)より少なかった。

 その半面、自身が就職できる可能性が最も高いとする職場は中小企業(36.7%)が1位で、就活生にとって理想と現実的な就職条件との間に隔たりがあることが明らかになった。専門職または大企業に就職する可能性については、それぞれ10%程度にとどまった。

 また、中小企業に就職する意思があると答えた回答者は61.4%だったが、その理由として「有望企業が多いから」「就職できる確率が高そうだから」「適性に合った仕事がしたいから」などが挙げられた。

 中小企業への就職の意思がある回答者の希望月給は平均300万ウォン(約30万7000円)だった。中小企業学会によると、2016年の中小企業の平均月給は323万ウォンで、中小企業への就職を希望する学生が期待する給与レベルを満たしているという。一方、中小企業への就職を望まない回答者が希望する月給は平均372万ウォンだった。

 今回の調査は先月23~26日、延世大、中央大、江原大、漢城大など全国14の大学の就活生466人を対象に行われた。

ynhrm@yna.co.kr

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