韓国 きょうのニュース(11月7日)
◇韓米首脳 ミサイル弾頭重量制限の完全解除で最終合意
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領は7日午後、ソウルの青瓦台(大統領府)で首脳会談を行った。文大統領は会談後の共同記者会談で、「韓国のミサイル弾頭重量制限を完全に解除することで最終的に合意した」と明らかにした。
◇トランプ氏が韓国入り 米軍基地で文大統領が出迎え
アジア歴訪中のトランプ米大統領が7日午後0時半ごろ、2番目の訪問国となる韓国に到着した。国賓として来韓したトランプ氏は最初の訪問地である米陸軍基地キャンプ・ハンフリー(京畿道・平沢)に移動。先に到着していた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の出迎えを受けた。両国の大統領が共に在韓米軍基地を訪問したのは初めて
◇韓米が北朝鮮の挑発に備え厳戒態勢 トランプ氏来韓
韓米軍当局は、7~8日のトランプ大統領の訪韓に合わせて北朝鮮が挑発に踏み切る可能性を念頭に、地上と空中、海上で厳戒態勢を敷いているもようだ。トランプ氏を乗せた専用機(エアフォース・ワン)が韓国防空識別圏に入った際には、韓米の空軍機が護衛についたという。有事に備え戦闘機のF15KやKF16が哨戒飛行を行ったほか、早期警戒管制機ピースアイも韓国全域を監視。在韓米軍の戦闘機F16や高高度戦略偵察機U2Sも動員されたと韓国政府筋は伝えている。
◇大統領府の首席秘書官側近を逮捕 横領容疑で
韓国検察は7日、コンピューターゲームなどの技を競う「eスポーツ」の振興事業を行う社団法人、韓国eスポーツ協会の運営資金を流用したとして、横領容疑で青瓦台(大統領府)首席秘書官の元補佐官ら3人を拘束し、ソウル市内の同協会の事務所などを家宅捜索した。検察の捜査が青瓦台の主要人物の周辺に及んだのは今回が初めてで、今後捜査が拡大するか注目される。
◇KT&Gの加熱式たばこ 20日発売
韓国のたばこ最大手KT&Gは7日、20日からソウルで加熱式たばこ「lil(リル)」の専用たばこスティックを1箱4300ウォン(約440円)で発売すると発表した。この価格には来月から適用される個別消費税引き上げ分が反映されておらず、競合商品の韓国フィリップ・モリスやブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)コリアの製品と同一価格だ。これにより、3社の間で価格引き上げ幅と時期を巡ってにらみ合いが続くと予想される。
◇韓国外相 北朝鮮核問題「平和的に解決すべき」
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は7日に公開された米NBCテレビとのインタビューで「朝鮮半島で再び戦争が起こってはならない」と述べた。康長官は、5日にソウルで収録されたこのインタビューで北朝鮮核問題の解決について「平和的で外交的な方法によって進めなければならない」とし、「軍事的オプションについては慎重になるべきだ」と指摘。「この国(韓国)は朝鮮戦争の完全な廃墟から、この60~70年間に民主主義と市場経済を発展させてきた。戦争がそれを崩すことは想像もできないことだ」と強調した。