北朝鮮が韓国企業の訪朝要請拒否　金剛山観光記念行事に難色　

【ソウル聯合ニュース】対北朝鮮事業を担ってきた韓国財閥、現代グループ傘下の現代峨山の訪朝要請を北朝鮮が拒否したことが７日、分かった。

　北朝鮮の景勝地・金剛山の観光事業開始１９周年記念行事の開催に向け、現代峨山は９月に韓国統一部に北朝鮮住民との接触申請を行い、承認を得た。その後、北朝鮮の対韓国窓口機関、朝鮮アジア太平洋平和委員会に対し、金剛山での行事開催について協力を要請していた。

　同委員会は先週末に現代峨山に対し「（行事開催は）まだ難しい」との立場を示した。

　金剛山観光は１９９８年１１月に始まったが、０８年７月に韓国人観光客が北朝鮮兵に射殺された事件を機に中断された。

　同社関係者は「金剛山訪問が実現せず残念だ。政府が努力している南北関係の進展を待ちながら事業再開に向けた準備に最善を尽くす」と述べた。

　これに先立ち、７月には現代グループが故鄭夢憲（チョン・モンホン）元会長の追悼式を金剛山で行うため北朝鮮側に協力を要請したが、北朝鮮側は「今回は難しい」と返答した。

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