アジアプロ野球CS 韓国・宣銅烈監督が調整終え抱負=あす日本入り
【ソウル聯合ニュース】野球韓国代表が13日、国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017(APBC)」(16~19日、東京ドーム)に向けた国内での最後の調整を終えた。4日に招集され、9日間の調整を終えた韓国代表は14日午前、日本に向け出国する。
同大会は韓国、日本、台湾のプロ野球選抜チームによる対抗戦で、代表メンバーは24歳以下、またはプロ入団3年目以内と定められている。
韓国代表の宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は出国を前に抱負を語った。東京ドームに行くのは「プレミア12」(世界ランキング上位12位までの国・地域が参加する国際大会)の2015年大会以来、2年ぶりとし、「若い韓国の選手たちが相手を恐れず、緊張しないで本来の技量を発揮することを期待する」と話した。また「攻撃では機動力を生かす」と語った。
宣監督は、野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプレミア12では投手コーチとして代表チームに加わっていたが、今回は監督して初めて指揮を執る。
16日の日本代表との開幕戦について、宣監督は3点以上得点できれば勝算があると話した。
宣監督は「(ソウルの)高尺スカイドームで練習してきたが、東京ドームに行けば感じがまた違う」とし、「選手たちが緊張しないことが、韓国表チームにとって最も切実だ」と強調した。
また「今大会では半拍早い投手交代で試合を進める」とし、「(交代を)待って、3~4点を追うのは難しくなるかもしれないため、短期戦に合わせた継投策を行う」と説明した。
日本代表の新監督に就任した稲葉篤紀氏については、「小久保前監督は投手交代に失敗してプレミア12の準決勝で韓国に決勝行きを譲ったが、稲葉監督は選手時代から非常に繊細なスタイルで知られていた」とし、継投策に全力を注ぐだろうと予想した。
中日ドラゴンズでも活躍した宣監督は韓国プロ野球史上最も優れた投手とされ、継投策にも優れており、両チームの投手の起用法が韓日戦のもう一つの見どころになる見通しだ。
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