韓中関係 「THAAD問題とは別に正常化へ」=文大統領
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2017.11.14 20:23
【マニラ聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席するためフィリピンを訪れている韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、韓国と中国が米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡り冷え込んだ関係を改善することで合意したことと関連し、「THAAD問題は置いておき、両国関係はそれとは別に正常化し発展させていこうということに両国が合意したもの」と説明した。
また「次に訪中する時にはTHAAD問題は議題にならないと期待している。その時(訪中時)は両国関係をさらに強く発展させるためのさまざまな方策について議論すると期待する」と述べた。
文大統領は「前回の習近平国家主席との会談でのTHAAD関連の言及は両国の外交実務者レベルで合意したものを首脳レベルでもう一度合意し、(次の段階に)移ったものと承知している」とし、「THAAD問題が完全に解決されたのではない」と話した。
また「中国がTHAADに対して賛成の立場を示したわけでもない。依然として中国の安全保障を侵害するものという立場を示しており、われわれは中国を狙ったものではなく、北の核ミサイルに対応するための、われわれの安保のためのものだと説明した」と話した。
さらに文大統領は「THAAD問題はメディアで表現しているように、封印されたものと承知している」とし、「その後、様々な首脳会談やロシア首相との会談の際にはTHAAD問題は全く言及されなかった」と説明した。
yugiri@yna.co.kr