核放棄に向けた北との対話 「あらゆる方策協議できる」=文大統領
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2017.11.14 20:37
【マニラ聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議のためフィリピンを訪れている韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、首都マニラで同行記者団と懇談し、北朝鮮の核凍結と完全放棄に向けた協議になった場合、「それに相応して韓国や米国、国際社会が北に何を与えられるか協議できるだろう」との考えを示した。また「対話に入ればあらゆる方策について協議できる」と述べた。
文大統領は北朝鮮の核放棄に向け核の凍結、廃棄という2段階方式を提示してきたが、今回の発言は段階に応じた北朝鮮への見返りを米国などと検討できるとの考えを示唆したものと受け止められる。
北朝鮮への見返りに韓米合同軍事演習の中止が含まれるかとの質問には「まず対話の環境づくりをすべき」とした上で、「北の核・ミサイルの高度化を踏まえると早期の完全な核放棄は容易ではない」と指摘。「現段階で凍結すればどうなるかという条件の話をする状況ではない。今は北を対話の道に引き出すために北への制裁・圧力の強化に集中すべき」と強調した。
ikasumi@yna.co.kr