少女像設置巡る唐津市の懸念表明 韓国姉妹都市「交流は別問題」
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2017.11.23 15:02
【麗水聯合ニュース】佐賀県唐津市が姉妹都市の韓国南部の全羅南道麗水市に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が設置されたことに懸念を表明したことについて、麗水市の朱哲鉉(チュ・チョルヒョン)市長は23日、「市民と学生らが間違った歴史を立て直すために設置した像により、唐津市と麗水市の35年間の交流協力が揺れないことを望む」として、「像の設置と姉妹都市間の交流は別問題」との認識を示した。
また、「慰安婦問題は歴史の教訓として記憶されるべきで、このための麗水市民の自発的な努力について唐津市が言及することは両都市の交流発展に役立たない」と指摘。「純粋で自発的な市民意識と歴史意識から始まった少女像設置を尊重してほしい」と表明した。
唐津市の峰達郎市長は今月、少女像の設置は双方の友好交流に影を落としかねないと懸念する親書を麗水市長宛てに送った。
市民団体「麗水平和の少女像建立推進委員会」は3月、9カ月間にわたり約1万人から集めた募金で麗水市内にある李舜臣広場に少女像を設置した。10月には三一中学校の生徒や卒業生、保護者らが募金を行い、校内に少女像を建てた。
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