朝鮮通信使の記憶遺産登録を記念 韓国探訪団あす日本に出発
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2017.11.27 16:24
【釜山聯合ニュース】韓国国立海洋博物館(釜山市)は27日、朝鮮通信使に関する記録物の国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録を記念し、大学生らによる探訪団が28日に日本に出発すると発表した。
韓国内の17大学から選ばれた学生30人と、専門家など40人が参加する。
探訪団は28日午後に釜山港を出発し、朝鮮通信使を乗せた船が日本に最初に到着した山口・下関に向かう。
その後一行は下蒲刈(広島県)、鞆の浦(同)などを経て大阪まで朝鮮通信使の航路をたどり、関連する遺跡を見学する。
朝鮮通信使は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)により断絶した国交を回復するため、江戸幕府が朝鮮王朝に派遣を要請した外交使節団で、1607年から1811年まで12回にわたり日本を訪問した。
当時通信使一行が乗った船は6隻で船団を編成して釜山を出発し、下関などを経て大阪へ向かった。その後、陸路などで江戸を目指した。
国立海洋博物館には、2分の1の大きさで復元された通信使船が展示されている。
同館の所蔵品に含まれる韓日両国の朝鮮通信使関連の記録物計111件333点(韓国のもの63件124点、日本のもの48件209点)は、10月に世界記憶遺産への登録が決まった。
ynhrm@yna.co.kr