中国が韓国団体旅行禁止を一部解除 ロッテ系列の利用は認めず
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2017.11.28 14:37
【北京、上海聯合ニュース】中国の観光行政を統括する国家観光局が28日の会議で、 北京と山東省の一般旅行会社に限り、これまで禁じていた韓国行き団体旅行の取り扱いを許可することを決めたようだ。
業界関係者によると、他の地域についてはまだ許可が出ておらず、中国当局はこの先、地域ごとに段階を踏んで韓国への団体旅行を認める方針という。
国家観光局はただ、北京と山東の旅行会社に対し、ロッテホテルへの宿泊やロッテ免税店でのショッピングを含む韓国旅行商品は販売してはならないと指示したとされる。ロッテは米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備地を提供した。
中国はTHAADの韓国配備への報復措置として、公式には認めていないものの、3月中旬から自国の旅行会社に韓国行き団体旅行商品の取り扱いを禁じていた。
だが、韓中は10月31日、THAAD配備を巡り冷え込んだ両国関係を改善することで合意。両国間で経済・文化交流が再開され、12月の韓中首脳会談も予定されている中、中国が観光分野でも正常化に動き始めたと受け止められる。
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