韓国　けさのニュース（１２月４日）

◇釣り船転覆　行方不明２人の捜索続く

　北西部・仁川市の沖合で３日、２２人が乗る釣り船が給油船と衝突して転覆し、１３人が死亡した事故で、海洋警察などが夜を徹して捜索を続けたが、行方不明者２人は依然見つかっていない。４日は船舶と航空機をさらに増やして捜索に当たる予定だ。

◇与野党　予算案巡る交渉きょう再開

　与党「共に民主党」、野党の「自由韓国党」と「国民の党」の院内代表が４日午前に会合を開き、２０１８年度（１～１２月）予算案を巡る交渉の妥結を模索する。予算案処理の法定期限は２日だったが、与野党の交渉は決裂していた。この日再開する会合では、最大争点の公務員増員と雇用安定資金に対する溝を狭めることに集中するとみられる。

◇韓米の空軍きょうから合同訓練　過去最大規模

　韓国と米国の両空軍が４日、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「Ｆ２２」６機を含む約２３０機の航空機を用いて過去最大規模の合同空中訓練を始める。北朝鮮が先月２９日に大陸間弾道弾ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１５」を発射するなど核とミサイルの脅威を増大させるのに対抗し、韓米同盟が軍事的な圧力強化の措置を取ることになる。

◇大統領府への請願　ビッグデータでは「堕胎罪廃止」が最多

　文在寅（ムン・ジェイン）政権発足１００日を機に８月１９日に「国民請願制度」が始まってから、青瓦台（大統領府）ホームページには５万６０００件を超える国民の声が寄せられた。３０日以内に２０万人以上の同意があった案件には政府か青瓦台の関係者が回答する。一方、ビッグデータ分析会社のダウムソフトは４日、ビッグデータから国民請願関連の言及を見たところ、最も多かったのは「堕胎罪廃止」だとした。