韓国・トルコ首相会談 協力強化で一致
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は6日、来韓中のトルコのユルドゥルム首相と政府ソウル庁舎で会談した。両首相は会談終了後に共同記者会見を行い、両国間の協力を強化していく意向を明らかにした。
李氏は会見で、両国の国交樹立60周年と「相互文化の年」を迎えた今年、ユルドゥルム首相が来韓したことは時宜にかなっており意味が大きいと歓迎の意を表明した。
また、「われわれは2013年に発効した両国自由貿易協定(FTA)の商品貿易協定が両国間の貿易拡大に貢献していると評価した」としながら、15年に締結した同FTAのサービス・投資協定も早期に発効され、互恵的で成熟した経済協力パートナーとして成長できるよう努力することで一致したと説明した。
李氏は、トルコに進出した韓国企業が30社を超えるが今後さらに増加するとした上で「両国企業がインフラ分野のみならずエネルギー、自動車、鉄鋼、鉄道、高速鉄道、石油化学、情報通信技術、防衛産業の分野に至るまで幅広い協力を行うことで合意した」と述べた。
ユルドゥルム氏は朝鮮戦争の犠牲兵らが眠る釜山の国連記念公園を訪れたことに触れ、「韓国の政府と国民が、トルコの朝鮮戦争参戦を忘れていないことを確認した。(両国が)血で結ばれた兄弟だという事実を直接確認できた意味ある訪問だった」と語った。
今回の訪韓については「両国間の全方面での協力をあらためて強調する時間になった」と述べた。
また、トルコに進出した韓国企業をさらに支援できるよう制度的基盤を設けることも約束した。
両氏は、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の恒久的な平和定着に向け、共に努力することでも一致した。
ユルドゥルム氏は「北朝鮮問題に関し、韓国を支持していることをこの場であらためて表明する」と強調した。
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