韓国・済州島の近海で旧日本軍の軍艦を確認 米軍の魚雷で沈没か
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2017.12.08 19:35
【済州聯合ニュース】第2次世界大戦中に米軍の潜水艦が発射した魚雷により沈没したとみられる旧日本軍の軍艦の残骸が韓国・済州島の近海で確認された。調査を行っていた済州道が8日発表した。
軍艦は船体のほとんどが砂に埋もれており、腐食が進み、形がかろうじて分かる程度という。当時の記録などから、全長70メートル、排水量3900トン程度の軍艦であると推定される。当時、共に沈没した軍艦2隻のものとみられる破片も一部残っていた。
道は軍艦の正確な位置を確認し、文化財庁に水中埋蔵文化財として申請する計画だ。
北済州文化院が郷土史学者の考証を経て2007年5月に現地に設置した石碑には、1945年4月14日の未明に、飛揚島の南側に停泊していた日本の軍艦3隻が米軍の潜水艦が発射した魚雷により爆発、沈没したと記されている。軍艦には664人が乗船していたが、生き残ったのは160人だったという。
当時、現地の住民は生存者を助け、遺体を収容した。その後、生き残った人や遺族が数年ごとに現地を訪問し、慰霊祭を行っていた。
yugiri@yna.co.kr