元韓国経済副首相の逮捕状請求 情報機関から収賄の容疑
記事一覧
2017.12.11 12:09
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は11日、朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に情報機関・国家情報院(国情院)が朴氏側に裏金を上納していた事件に絡み、国情院から特殊活動費1億ウォン(約1040万円)を受け取ったとして、特定犯罪加重処罰法上の収賄容疑で元経済副首相兼企画財政部長官の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)国会議員(最大野党・自由韓国党)の逮捕状を請求した。
検察によると、崔氏は朴政権で経済副首相兼企画財政部長官を務めていた2014年ごろ、国情院から1億ウォンを受け取った疑いが持たれている。検察は、当時の国情院長の李丙ギ(イ・ビョンギ)氏=贈賄罪などで起訴済み=から、崔氏に1億ウォンを渡すことを承認したとする趣旨の文書の提出を受けた。
当時、予算案審議などで野党側の国会議員が特殊活動費を問題視し、減額を要求したことから、国情院はこれに関する対応で力を借りる適任者として崔氏を選択したとされる。検察は崔氏に渡った特殊活動費について、国情院が予算で便宜を図ってもらおうと一種のロビー活動として渡したもので賄賂にあたると判断した。
崔氏は今月6日に検察に出頭した際、報道陣に「疑いを晴らしたい」と容疑を強く否認していた。
tnak51@yna.co.kr