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平昌の山里に「5G」体験ビレッジ 五輪控えオープン=韓国

記事一覧 2017.12.20 16:00

【平昌聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪・パラリンピックを訪れる世界の人々が次世代通信規格の第5世代(5G)を体験できる「5Gビレッジ」が、五輪競技場近くに誕生した。

「5Gビレッジ」開所式の様子=20日、平昌(聯合ニュース)

「5Gビレッジ」開所式の様子=20日、平昌(聯合ニュース)

 平昌五輪の公式通信パートナーを務める韓国通信大手のKTは20日、江原道平昌郡の義野地村に造成した5Gビレッジの開所式を開いた。

 5Gビレッジが入る義野地村は海抜700メートルを超える高地にあり、平素は外部からの出入りが少ない静かな村だ。情報格差の解消に取り組むKTは政府や自治体と協力し、平昌の主要競技場から車で15分ほどと近いこの村に世界で初めて5G通信網を整備し、平昌5Gビレッジを造成した。

 ビレッジの中心は2階建ての最先端情報通信技術(ICT)体験施設で、5G通信や拡張現実(AR)、複合現実(MR)、ホログラムなどを利用して観光情報を提供したりドローン(小型無人機)を体験してもらったりする。壁に組み込んだディスプレーでは自動航行するドローンが撮影した村の映像をリアルタイムで流す。

 2階にある「5G ARマーケット」では360度映像で在来市場を再現した。ARマーケットは独自の通販サイトと連動して特産品も販売する。

 これらは全て村に整備された5G通信網を用いて行われる。

5G ARマーケットを体験する平昌冬季五輪大会組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長(手前)ら=20日、平昌(聯合ニュース)

5G ARマーケットを体験する平昌冬季五輪大会組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長(手前)ら=20日、平昌(聯合ニュース)

 KTはあわせて、体験施設の近くに電気自動車(EV)と充電設備を用意し、観光客がEVで付近の牧場を回れるようにした。

 五輪期間中は平昌と義野地村を往復するシャトルバスが運行されるため、多くの外国人が5Gビレッジを訪れると見込まれる。

 KGの黄昌圭(ファン・チャンギュ)会長は「義野地村で5Gを中心とする革新技術が未来の生活をどう変えるのかを見せたい」と語った。KTは19年の5G商用化を準備している。

tnak51@yna.co.kr

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