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金正恩氏 韓国との連絡ルート再開を指示=平昌五輪参加議論へ

記事一覧 2018.01.03 14:50

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は3日、来月9日に開幕する平昌冬季五輪への代表団参加問題を議論するため、同日午後3時(日本時間3時半)から南北軍事境界線がある板門店の連絡ルートを再開する方針を明らかにした。

板門店の共同警備区域(JSA)にある南北直通電話。16年7月19日撮影=(聯合ニュース)

板門店の共同警備区域(JSA)にある南北直通電話。16年7月19日撮影=(聯合ニュース)

 対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が朝鮮中央テレビで金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立場として、「平昌五輪への代表団派遣問題を含め、(五輪)開催に関連した問題で南側と連携するよう、(金委員長が)板門店の連絡ルートを開通することを指示した」と伝えた。

 板門店の連絡ルートは、韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権が2016年2月に南北経済協力事業・開城工業団地の操業を全面中断したことに対し、北朝鮮側が反発して遮断した。

 李氏は「われわれは最高指導者の意を受け、真摯(しんし)な立場や誠実な姿勢で南朝鮮(韓国)側と緊密な連携を取る」として、「(平昌五輪への)代表団派遣に関連した実務的な問題を議論していく」と表明。金委員長は「『新年の辞』で提案した平昌五輪への代表団派遣とそのための北南当局間の会談は現状の北南関係の改善において意味のある、良い第一歩」と話したという。

 また、金委員長は「われわれはあらためて平昌五輪が成果的に開催されることを心から望んでいる」と強調した。

 その上で李氏は、金委員長の新年の辞に対し、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2日の閣議で歓迎の意を表し、対策を指示したことについて、「(金委員長は)肯定的に高く評価し、歓迎の意を示した」と伝えた。

 李氏は「(金委員長は)北南関係の改善問題が今後、民族の期待と念願に基づいて解決されるかどうかは全面的に北南当局がこの問題をどう取り扱っていくかにかかっていると強調した」と話した。

 ただ、韓国政府が2日に提案した南北当局者の高官級会談に応じるかどうかについては言及しなかった。

kimchiboxs@yna.co.kr

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