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文大統領 民主化運動題材の映画鑑賞=「世の中は変わる」

記事一覧 2018.01.07 16:19

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、ソウル市内の映画館で1987年の民主化運動(6月抗争)を題材にした映画「1987」(原題)を鑑賞した後、「一瞬で世の中は変えられず、一度の抗争で変わらない」と述べた上で、「歴史はすぐではないが長い年月をかけて発展し、われわれが努力すれば変わる」と力を込めた。

映画館で発言する文大統領(右)。左は出演俳優のカン・ドンウォンさん=7日、ソウル(聯合ニュース)

映画館で発言する文大統領(右)。左は出演俳優のカン・ドンウォンさん=7日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領は民主化運動当時、運動の求心的な役割を果たした「民主憲法争取国民運動本部釜山本部」の常任執行委員を務めていた。

 文大統領は朴槿恵(パク・クネ)前大統領を罷免に追い込み、文政権を誕生させた「ろうそく革命」について、「政権交代に失敗し、遺恨を残した6月抗争を完成させたのがろうそく抗争」と強調。「世の中を変えられる人は別にいない。われわれが力を合わせるとき、世の中が変わるということを映画が物語っている」と述べた。

 映画鑑賞後は近くの飲食店で、朴政権で政権に批判的な文化・芸術界関係者や団体をリストアップした「ブラックリスト」に掲載され、政府の支援対象から外されるなどの被害を受けた関係者らと懇談し、「被害を受けた方々に会うと、常に罪悪感が生じる」として、「被害者の半数以上が2012年の大統領選で私を支持する活動をしたという単純な理由で長い間苦痛を強いられた」と言及。「事件の真実をしっかり究明し、罰を受けるべき人には罰を受けさせ、二度と文化芸術家が政治的な意思表明のため(政府による)芸術支援などで差別を受けることがないよう、社会経済的な支援を拡大することが私の役目」と述べた。

 また、「今後、文化芸術に対する政府の支援を大幅に拡大する一方、政治的な色で一切差別しない」とし、「支援の後は干渉しない原則を守っていく」と強調した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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