スイス到着の北朝鮮委員「平昌五輪参加規模はIOCが発表」
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2018.01.09 09:17
【ジュネーブ聯合ニュース】北朝鮮の張雄(チャン・ウン)国際オリンピック委員会(IOC)委員が、来月9日に韓国で開幕する平昌冬季五輪への北朝鮮の参加問題をIOC側と話し合うため8日夜(現地時間)、スイスを訪れた。バッハIOC会長とは10日ごろ会談し、北朝鮮選手団の規模や参加種目などを話し合う見通しだ。
張氏はこの日ジュネーブ空港に到着し、すぐに車でIOC本部のあるローザンヌへ向かった。その際、北朝鮮選手団の規模を問われると、「IOCに聞いてくれ。IOCが発表するだろう」と答えた。出場権を獲得しながら期限内に出場の意思を示さなかったフィギュアスケートのペアのほかに、選手を派遣する計画があるかとの質問にも、「話せない」と返答を避けた。
立て続けの質問に、張氏は「疲れている。あす板門店で会議もあるではないか。知りたいことがあれば向こうに聞いてくれ」と切り上げた。韓国と北朝鮮は9日午前から、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で高官級会談を開き、平昌五輪や軍事的な緊張緩和について協議する予定だ。
一方、IOCは8日、北朝鮮に平昌五輪参加の機会を与えているとし、選手の登録期限も北朝鮮に関しては延長したと発表した。
張氏は今週いっぱいローザンヌに滞在し、バッハ会長に会うなど積極的に動くとみられる。フィギュアのペア以外の種目でも特別推薦枠での選手派遣を目指しているとの観測も出ている。
mgk1202@yna.co.kr