平昌五輪のメインプレスセンターがオープン 取材準備が本格化
【平昌聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪・パラリンピックの開幕をひと月後に控え、世界のメディアの拠点となるメインプレスセンター(MPC)が9日、現地の江原道・平昌にオープンした。取材活動の準備が本格化する。
MPCでは世界のメディア関係者が競技の結果や五輪関連ニュースを伝えるための取材活動を行う。各国の国内オリンピック委員会(NOC)も自国の選手の活躍や文化をここから発信する。
大会組織委員会によると、世界各国・地域の新聞社や放送局、通信社の関係者約3000人がMPCを利用する。必要な施設や装備は24時間提供される。
歴代の冬季大会でMPCは主に氷上競技の会場付近に設置されたが、今大会は雪上競技が実施される平昌に設けられた。既存のリゾート施設を活用でき、各競技会場とのアクセスも良い。
MPCは3棟からなる。MPC1には記事の作成などを行うワークルーム(プレス400席・フォト100席)と記者会見場のほか、食堂、ラウンジ、洗濯室、医務室などの利便施設が設けられた。
大規模記者会見場のMPC2は500人の収容が可能で、国際オリンピック委員会(IOC)主催の公式記者会見などが行われる。日本語を含む6言語の同時通訳サービスが提供される。
MPC3は有料賃貸施設で、大規模な報道陣を派遣するメディアがブースを設置する。平昌五輪の主管通信社である聯合ニュースをはじめ、AP通信、共同通信、時事通信、新華社など33社が利用する。
組織委はまた、氷上競技が行われる江陵にもサブのメディアワークルーム(180席)を設けた。
一方、MPC近くでは、中継放送の拠点となる国際放送センター(IBC)もこの日から正式に運用が始まった。約60社の放送局関係者約1万人が利用する予定。すでに五輪ホスト放送局のオリンピック放送機構(OBS)と米国の主管放送局であるNBCの関係者が準備を進めている。
mgk1202@yna.co.kr