北朝鮮が平昌五輪参加を表明 高官級代表団・応援団の派遣提案
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2018.01.09 13:57
【板門店聯合ニュース】韓国と北朝鮮は9日、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で高官級会談を行い、韓国側は来月9日に開幕する平昌冬季五輪への大規模な代表団の派遣や開会式での合同入場、応援団の派遣を要請した。また、旧正月(今年は2月16日)に合わせ、南北に別れて暮らす離散家族の再会に向けた赤十字会談の開催を提案した。韓国代表団の千海成(チョン・へソン)統一部次官が平和の家で会見を開き、明らかにした。
これに対し、北朝鮮側は高官級や民族オリンピック委員会の代表団、選手団、応援団、芸術団、観戦団、テコンドー団、記者団などの派遣を提案した。
南北は全体会議でこうした立場を示し、共同報道文の草案を交換した。
千氏は「北側の平昌への参加を含む南北関係の改善など、双方の関心事について(意見)交換した」として、「(北朝鮮に対し)偶発的な衝突を避けるための軍事当局会談も提案した」と説明。「相互尊重に基づいて協力しながら、朝鮮半島で緊張を高める行為を中止し、早期の非核化など平和定着に向けた対話の再開が必要という立場も表明した」と述べた。
北朝鮮側は韓国側の提案に対し、「朝鮮半島の平和を保障するとともに、和解と団結を図り、問題を対話と交渉を通じて解決していきたい」と話したという。
また、千氏は「11時半から12時20分まで首席代表による接触があった。(10時に始まった)全体会議で議論した双方の立場に基づき、事案別に具体的な議論を行った」として、「双方の関心事について幅広く、踏み込んだ意見交換があった」と伝えた。
kimchiboxs@yna.co.kr