黄海の南北軍通信線が正常稼働 午前8時に試験通信
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2018.01.10 10:50
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、遮断していた黄海の南北間の軍通信線を復旧させたことを受け、南北の軍当局は10日、1年1カ月ぶりに同通信線を稼働させた。韓国国防部は同日、「わが軍は午前8時から約5分間、黄海の軍通信線を点検するための試験通信を正常に実施した」と明らかにした。
黄海の軍通信線は、2016年2月、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権(当時)が南北経済協力事業・開城工業団地の操業を全面中断したことに反発した北朝鮮側が一方的に遮断。ところが北朝鮮は今月9日、南北軍事境界線がある板門店で行われた韓国との高官級会談でこの通信線を復旧したと伝え、韓国軍も同日、通信線がつながっていることを確認した。
ただ、北朝鮮軍からの信号を韓国軍が受ける際、一部で技術的な問題が見つかったとされる。国防部は技術面の点検と復旧を進めるという。
南北の軍当局は通信線が遮断されるまで、毎日午前8時と午後3時に試験通信を行い、正常に稼働しているかを確認してきた。
mgk1202@yna.co.kr