慰安婦謝罪碑書き換え 日本人男に執行猶予付き有罪判決=韓国
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2018.01.11 17:49
【天安聯合ニュース】韓国中部・天安の国立墓地にある旧日本軍の慰安婦被害者に謝罪する内容の「謝罪碑」を「慰霊碑」に書き換えたとして公用物損壊罪などで在宅起訴された日本人の男の判決公判が11日、大田地裁天安支部で開かれ、地裁は男に対し、懲役6カ月、執行猶予2年(求刑・懲役1年)を言い渡した。
謝罪碑は朝鮮人の女性を強制連行したと証言した故吉田清治氏が設置したもので、男は謝罪碑の上に慰霊碑と書かれた別の石板を貼り付け、碑を損壊した罪に問われた。
被告側は「謝罪碑の所有権が誰にあるのか明確ではなく、公用物損壊罪は成立しない」と主張していたが、認められなかった。
地裁は「韓国の刑法では所有主と関係なく公用物を傷つければ罪が成立するため被告人の罪は認められる」と指摘した。
また被告が3回にわたり韓国に入国し、国立墓地を事前に調査するなど緻密に準備した点は悪質だが、高齢であることに加え、自ら出頭し取り調べを受けたことなどから情状を酌量したと説明した。
吉田氏の証言を巡っては、朝日新聞が2014年に虚偽だったとして記事を取り消している。
yugiri@yna.co.kr