平昌五輪 朝鮮半島旗掲げる南北合同入場巡り与野党が攻防=韓国
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2018.01.15 18:17
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会平昌冬季五輪・国際競技大会支援特別委員会が15日に開かれ、与野党は平昌冬季五輪の開会式に南北が合同入場する場合に朝鮮半島旗を掲げることを巡り衝突した。
与党「共に民主党」は朝鮮半島の平和定着の契機になるとした上で、朝鮮半島旗を掲げることを支持したが、最大野党「自由韓国党」は反対する姿勢を示した。
自由韓国党の李チョル圭(イ・チョルギュ)議員は「(五輪の)歴代の開催国が自国の国旗を掲げず入場したことはない。(韓国国旗の)『太極旗』を掲げずに入場することを北と協議中との話を聞いた多くの国民が憤りを感じている」と批判。同党の権性東(クォン・ソンドン)議員は「南北の緊張緩和の側面から(北朝鮮の)五輪参加は歓迎する」としながらも、「北の選手団参加により朝鮮半島の平和が達成されるかのような政治的利用は慎むべきだ」と促した。
これに対し、共に民主党の閔洪チョル(ミン・ホンチョル)議員は「これまで(南北が合同入場した)9回の慣例があり、朝鮮半島旗が誕生した背景も(合同入場に)ある。世界の耳目も集め、興行面で成功させる可能性もある」と期待を示した。同党の高榕ジン(コ・ヨンジン)議員は「北の核開発やミサイル挑発などで戦争の危険が高まる中、こうした姿を見せれば、朝鮮半島の平和定着だけでなく、いろいろな発展に向けたモメンタム(勢い)になる」と強調した。
都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官は同委員会に出席し、南北の合同入場について問われ、「議論が進められているが、合意すれば朝鮮半島旗を掲げることになる」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr