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北朝鮮 平昌五輪開幕前日の軍事パレードを準備=韓国政府筋  

記事一覧 2018.01.18 11:42

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が平昌冬季五輪開幕前日の2月8日に朝鮮人民軍の正規軍創設70年を記念した閲兵式(軍事パレード)を開催するため、準備を進めているようだ。韓国政府筋は18日、「北が平壌(郊外)の美林飛行場で、約1万2000人の兵力と砲兵装備など約50台の車両を動員し閲兵式を準備する動きが捉えられた」と伝えながら、「北が正規軍を創設した来月8日に閲兵式を開催すると判断している」とした。

2017年4月15日に平壌で開かれた軍事パレード。ICBMと推定されるミサイルも登場した(資料写真)=(聯合ニュース)

2017年4月15日に平壌で開かれた軍事パレード。ICBMと推定されるミサイルも登場した(資料写真)=(聯合ニュース)

 北朝鮮は1948年2月8日に朝鮮人民軍を創設した。77年まではこの日を主要祝日の一つ「建軍節」としたが、78年からは故金日成(キム・イルソン)主席が抗日遊撃隊を組織したとされる32年4月25日を軍創建記念日(建軍節)として祝っている。

 現在の金正恩(キム・ジョンウン)政権は正規軍創設日の2月8日を重視し、2015年には公に閲兵式を開催した。

 この韓国政府筋は「北は今年の軍創設70年の意味を際立たせるため、正規軍創設日に閲兵式を開催しようとしている」と分析した。

 金正恩朝鮮労働党委員長は今年の「新年の辞」で、「偉大な首領様(金主席)が朝鮮人民革命軍を正規に革命武力へと強化発展なさってから70年となる今年」と言及している。2月8日を盛大に祝うことを示唆したとも受け止められる。

 北朝鮮が金主席の生誕105年を迎え昨年4月15日に平壌の金日成広場で開いた大規模な閲兵式では、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイルや「北極星」系列のミサイルなど新型戦略兵器が多数公開された。

 一方、カナダにある北朝鮮との交流団体「白頭文化交流社」は、「北朝鮮人民軍創設70年・ミリタリーツアー」と題した観光商品をホームページ上で販売している。旅行期間は2月5日から9日までで、8日には金日成広場で軍事パレード開催の可能性が高いと説明。また、希望者は北朝鮮観光後に韓国・平昌で冬季五輪を観戦できるとしている。

mgk1202@yna.co.kr

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