北朝鮮が平昌に選手22人派遣へ 五輪史上初の合同チーム確定
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2018.01.21 10:23
【ローザンヌ聯合ニュース】平昌冬季五輪への北朝鮮の参加を巡る韓国、北朝鮮、五輪組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)による4者協議が20日、スイス・ローザンヌのIOC本部で開かれ、スケート、アイスホッケー、スキーの3競技に北朝鮮選手22人が参加することが正式に決まった。役員24人を含めれば、選手団の規模は46人となる。報道陣も21人が訪韓する。
北朝鮮からはまず、五輪史上初めての結成となったアイスホッケー女子の南北合同チームに12人が参加する。ただ、実際に試合に出場するのは3人のみとなる。合同チームの監督となる韓国監督が強く望んだため。
フィギュアスケートのペアのリョム・テオク、キム・ジュシク組も出場する。同組は平昌五輪の出場権を獲得しながらも、期限までに出場の意思を示さなかったが、今回の協議で出場が認められた。
スピードスケート・ショートトラックでは男子1500メートルのチョン・グァンボムと500メートルのチェ・ウンソンがワイルドカード(推薦枠)資格で出場する。
そのほか、スキーのクロスカントリーとアルペンにも出場する。
一方、アイスホッケーの女子は五輪史上初となる南北合同チームを結成する。
開会式では朝鮮半島をあしらった統一旗を手に合同入場する。チーム名は「コリア」の呼称を使い、英文国号はコリアを意味するフランス語の「COREE」の略字の「COR」を使う。また、国歌に代わり朝鮮半島の民謡「アリラン」を使う。
csi@yna.co.kr