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軍事パレード準備の北朝鮮 動員兵力と装備が増加=戦闘機も

記事一覧 2018.01.23 11:48

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が閲兵式(軍事パレード)の準備に動員する兵力と装備の数を増やしていることが23日、韓国政府筋の話で分かった。この日、北朝鮮メディアは2月8日が朝鮮人民軍の創建日(建軍節)に決まったと報じており、北朝鮮がこれを記念し閲兵式を開催すると予想される。2月8日は韓国で平昌冬季五輪が開幕する前日でもある。

北朝鮮の閲兵式(資料写真)=(聯合ニュース)

北朝鮮の閲兵式(資料写真)=(聯合ニュース)

 この韓国政府筋は「平壌(郊外)の美林飛行場で、約1万3000人の兵力と約200台の装備が動員され、閲兵式の予行練習を進める様子が識別される。今月初めに比べ、兵力、装備とも増えている」と伝えた。閲兵式を準備する動きは先月末から捉えられているが、当初は兵力が約1万2000人、装備は約50台だった。

 北朝鮮が予行練習に戦闘機のスホイ25、輸送機のAn2などを用いる様子もある。エアショーを準備する動きとされる。

 旧ソ連製のスホイ25は北朝鮮やイラクなどに計200機以上輸出された戦闘機だ。また、北朝鮮が約300機保有する輸送機An2は、完全武装した特殊部隊の隊員を10人程度乗せられる。

 北朝鮮は1948年2月8日に朝鮮人民軍を創設し、77年まではこの日を主要祝日の一つ「建軍節」としたが、78年からは金日成(キム・イルソン)主席が抗日遊撃隊を組織したとされる32年4月25日を記念し、4月25日を軍創建記念日(建軍節)として祝ってきた。2月8日は正規軍の創設日とされた。

 韓国軍当局は、北朝鮮が今年の軍創設70年をアピールするため、2月8日に閲兵式を開催するものと分析している。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は今月1日の「新年の辞」で、「偉大な首領様(金主席)が朝鮮人民革命軍を正規に革命武力へと強化発展なさってから70年となる今年」と言及。2月8日を盛大に祝うことを示唆したとみられていた。

 そして今月22日、党中央委員会の政治局は2月8日を「朝鮮人民軍創建日」、4月25日を「朝鮮人民革命軍創建日」と定めた決定書を発表し、これを記念するための実務的な措置を取るとした。

 北朝鮮が2月8日を軍創建日に指定したことについて、金委員長が「軍の歴史を正す」ともいえる措置により、父の故金正日(キム・ジョンイル)総書記との差別化を図る狙いという見方も出ている。

mgk1202@yna.co.kr

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