李元大統領実兄に26日の出頭要請 きょうの調べに応じず=韓国検察
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2018.01.24 10:58
【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権時、情報機関の国家情報院(国情院)が青瓦台(大統領府)に裏金を上納したとの疑惑を巡り、検察は24日、李氏の実兄で元国会議員の李相得(イ・サンドゥク)氏に対し26日午前10時に出頭して取り調べを受けるよう再度要請した。検察関係者が伝えた。
検察は24日午前の出頭を求めていたが、李相得氏側は準備不足や健康問題、弁護士のスケジュールなどを理由に応じず、26日への先送りを検察に申し入れていた。
李相得氏は国会議員だった2011年に国情院の関係者から多額の資金を受け取った疑いが持たれている。
同年2月、インドネシアの使節団が滞在するソウル市内のホテルに国情院の要員が忍び込む事件が発生。国情院長だった元世勲(ウォン・セフン)氏の辞任を求める声が高まったことから、元氏がこれをもみ消すため、政権の実力者だった李相得氏に資金を渡したと検察はみている。検察は当時の国情院幹部から、元氏の指示で李相得氏に資金を渡したとの供述を得たとされる。
検察は22日、李相得氏のソウルの自宅と事務所を家宅捜索した。
tnak51@yna.co.kr